水俣病訴訟を支える会とは
第2世代の水俣病訴訟にありますように、やっとの思いで訴訟を決意した人たちがいます。訴訟原告はなんとか自分たちの生活は維持しています。しかし、弁護士を雇って裁判を維持するだけの資力はもちろん持っておりません。
訴訟を引き受けた弁護士も報酬、弁護料は求めておられませんし、裁判を支援するものたちはもちろん手弁当でやっております。それでも水俣病裁判となれば、普通の民事裁判の何十件分にも相当する手間ヒマがかかり、書類や実務量も膨大です。
この手間ヒマ、書類、実務にかかる費用は実費であり、報酬的なものは何も含まれておりません。残念ながら弁護士も含めて支援するものたちの手弁当だけでは負担しきれないのが実情です。
そこで私共はこの裁判を引き受けた弁護士、また弁護士の手足となる支援の資金的な制約を少しでも緩和する趣旨で、裁判支援カンパ組織を作ることを決意し、広く呼びかける次第です。
被害者そのものを語る前に支援をお願いすることは、いささか礼を失したやり方ではありますが、その間の事情はカンパ組織に参加された方々には、おいおいとお知らせしていかねばなりません。
最後の支援を
これまでの例からすると、チッソも国も裁判引き延ばしを画策しますが、原告被害者および弁護士は極力短期間に終わらせたい願いです。関西訴訟のように二〇年もかかるとは思われません。
行政の大きな嘘とごまかしが、これほど明々白々にさらされている事件は、日本近代史上水俣病事件のほかに例がありません。嘘とごまかしのあまりの大きさに幻惑され、メディアも裁判官も現代版アミン説・爆薬説を否定できないていたらくです。
しかし、この裁判で、役人のつく大嘘にはっきり引導を渡せなければ、行政とチッソの息の根を止めることができなければ、役人どものつく嘘を拱手傍観していれば、行政改革、地方分権その他、日本の抱える諸問題の論議、日本の将来など、所詮はうわべだけのお為ごかしに終わることは火を見るよりも明らかだと考えます。
水俣最後の支援にしばらくの間おつきあいお願いします。

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